アマチュアモニターによるCB-1007の試打レポート(第二回)

堤 郁也 様 (兵庫県)

■アンアンに求めるもの
私は、ジュニア制度も無い小学生の頃からゴルフを始めましたのでゴルフ歴だけは40年にもなります。昨今、大手メーカーのアイアンは、無闇にロフトを立てたり、ソール幅を広くして異素材を入れたり、弾くフェースを装着したりして、とにかく短い番手で高く遠くに飛ばすことを優先して作られているように思います。 でも、実際のコースでは飛ばすだけではスコアになりません。アイアンの本来の目的は狙ったポイントに止めることだと思います。単純に距離が足らなければ番手を上げる。そのためにアイアンは10本前後もバックに入れているのだと考えます。 選んだ番手と打った感触とイメージする弾道と結果が一致する正直なアイアン・・・これが、私がアイアンに求めるものであります。
■厳しい気象条件下でも
年は11月に入って冷え込む日が多くなり、アイアンショットをする上では非常に厳しい気象条件となっておりますが、そのような条件下においてもCB-1007の番手毎の距離感はキチンと確保しており、真冬のように気温が低く、風が強くなったラウンドでも74、77、78と安定し、0℃近くに冷え込み初霜が降りた11月の月例会では35/38=73という好スコアも出るなど、ボールが飛ばなくなる厳しい気象条件の中でもアイアンの精度の高さが距離をコントロール出来る結果となりました。
■CB-1007というアイアン
8月から使用し11月末までに30ラウンド程度使用しましたが、CB-1007は、何シーズンも使い込むことによって、このアイアンのよさが出てくるのだと思います。その理由は、使えば使い込むほど、自分の手足のようにコントロール出来るようになってくれる。言いかれば、自分が身に付けていく技術とともに成長してくれるアイアンだといえます。反対に練習をサボれば結果は出せませんと厳しく指導してくれる嘘をつかないアイアンでもあります。これは、大手メーカーの単なる工業製品でなく、三浦技研の使い手に問いかける「魂」が組み込まれているアイアンだからだと思います。
■これからもCB-1007とともに
このような素晴らしいアイアンを使用させて頂く機会を頂いたことを心から感謝するとともに、三浦技研の皆様方のCB-1007の開発にかけた情熱や想いに恥じないよう、競技ゴルファーとして、残りの10年間はCB-1007とともにCB-1007への挑戦者として挑み続けたいと思っております。

●Profile

○年齢:50才
○ハンデキャップ:JGA H.C. +0.3
○所属:JOYXゴルフ倶楽部、アオノゴルフコース
○クラブ競技:JOYXクラブ選手権4勝、スクラッチ選手権5勝、理事長杯優勝
○対外競技:2002 JGTOアイフルカップトーナメント3thアマ、
2003 関西オープン出場、2011 関西インタークラブ西地区ベストグロス賞

垣上 正一 様 (埼玉県)

私がCB-1007に出会って5カ月が経過しました。今回は私なりに5カ月間の総括をしたいと思います。
先ず、第1回のレポートにも書かせていただきましたが、今年は年初から一向に調子が上向かず、平均スコアは前年を4打以上も下回り、ここ5年間でワーストスコアを記録していました。ところが、CB-1007を10ラウンド使用したところ、有名なTV番組のセリフを借りますと、正に「何ということでしょう!」でした。
具体的なデータを上げさせていただきますと、CB-1007使用前と使用後で何と6打強のスコア改善を記録し、今年の前半は1回も出せていなかった70台を2回、ハーフ30台が3回、中でも一番のエポックはゴルフ人生で初のハーフ35とアンダーを出すことが出来、ラウンドトータルでも76という、これまでの自己ベストを更新することが出来ました。また、バーディー奪取数もアップし、今年前半は13ラウンドで5個だったバーディーが、後半は10ラウンドで11個と、ラウンド平均で1個以上という成果を上げることが出来ました。
今年の前半と後半のスコア改善の原因として上げられるものは、CB-1007にアイアンを変更したこと以外に私には思い当たることがありません。また、ここまで劇的にギアの入れ替えでスコア改善がなされたことは、私のへっぽこゴルフ人生においてなかったことです。
尚、シャフトはこれまでずっと使い続けたダイナミックゴールドから、年齢的な衰えを踏まえモーダスに変更をしていますが、バーディー数の増加はパーオン率のアップがその背景にあり、如何にCB-1007が狙った距離を正確に打てるアイアンであり、私の心強い味方になったかという証ではないかと思います。
これまで私は自分のスキルは棚に上げて、ゴルフギアの「とっかえひっかえ病」が悪化してしまい、いつまでもギア探しの流浪の旅が続くような病状となっておりましたが、お陰様でアイアンについては全快することが出来ました。
私はCB-1007に初めて出会った時に、その美しい顔に一目惚れ状態でしたが、実戦で使ってみて見た目の手強さとは異なり、私のようなレベルのゴルファーにも十分にその高い性能と打感の良さ、そして意外にもミスに対する許容範囲の広さを享受することが出来ました。
最後になりますが、CB-1007は本当に幅広いゴルファーにお薦めできるアイアンだと思います。来年こそはこのアイアンでシングル入りを狙いたいと思います。

●Profile

○年齢:54才
○ハンデキャップ:コースH.C. 12
○所属:北武蔵カントリークラブ
○クラブ競技:理事長杯8位
クラブチャンピオンシップ ベスト16

竹谷 伸光 様 (青森県)

今回は打感について・・・
これまで、打感は軟らかかろうが硬かろうが関係ないと考えていました。ミウラの打感は他のメーカーに比べて、一言で言ってしまえば硬いと思います。
以前所有していたMB5003もそうでしたが、知人に私のクラブを打たせてみると「硬い」という感想をよく聞きました。私も硬いとは思っていますが、ただ「硬い」のではなく、芯がはっきりしていると思っています。そして、インパクトの感触が重くないとも感じています。このクラブの前に使用していたC社のProMBは硬重でした(ヘッド重量の影響があるかもしれませんが)。
CB-1007の重くないさわやかなインパクトは安心感があって好きです。
以前は打感の違いについては深く考えていませんでした。それは、感触が違うだけで結果に違いはないだろうと考えていたからです。しかし、今年発売されたあるメーカーのアイアンを試打してみてその考えが変わりました。そのアイアンはこれまで打ったことないくらい軟らかい打感だったのですが、軟らかいインパクトはボールを包み込むような雰囲気で、芯が広いヘッドのように距離に対するクラブからの情報が幾分アバウトでした。その点、CB-1007はソリッドな芯からインパクトの瞬間に距離を感じます。ミウラのクラブは、クラブからの情報の精度が高いと思います。

●Profile

○年齢:34才
○ハンデキャップ:コースH.C. 5
○所属:夏泊ゴルフリンクス

江幡 潤一 様 (福島県)

■CB-1007でラウンドを重ねていくうちに
練習場やコースラウンドをしてアイアンの使用を重ねていくうちに益々CB-1007の打感や打球の高さ、操作性のよさに感心していきます。やはり一番よいのは見た目が難しい感じなのに球を打ってみると楽にボールが上がって行き、そのボールの勢いが衰える事無く飛んで行くという事でありCB-1007の一番気に入っているところです。打てば打つほど笑みがこぼれます。
■色々な意見
私自身も色々な人の意見を聞いてみたくゴルフ好きな友人にも試打をお願いして感想を聞いてみました。
ローハンディの友人は「打感は硬いが風に負けない力強さが感じられる」、「グースが効いているせいかつかまりが良くドローがきつめに入る感じがある」など。
ハイハンディの友人は 「ヘッドが硬すぎてホールが飛ばない感じがする」、「クラブが重すぎる」などという意見が聞けました。
このアイアンはやはり技術が高くないゴルファーの手助けをしてくれるクラブではなく、しっかりとしたスイングやインパクトをできるようになる、そんなアイアンではないでしょうか。
■初めて使用した競技
8月に福島県アマサーキット第3戦がありこの時がCB-1007を使用する初の競技のラウンドとなりました。どんな結果がでるのか少し緊張しながらのラウンドでしたが、この日は前半のラウンド(INコース)でティーショットで大きなトラブルがあり47ストロークと散々なスコアに涙…せっかくのCB-1007初試合なのでOUTはなんとかよいスコアでまわろうと後半に挑みました。ティーショットが安定しないなか気持ちが切れずに、アイアンショットはさえまくりOUT37でホールアウト。このアイアンは武器になる!と確信しました。
■コンペでベストスコア更新
ラフも程よく伸びている9月初旬のコンペでのラウンドでベストスコアを更新できました。ティーショットがラフにつかまる事が多い中、パーオン率がまずまずで安定したプレーができました。シャープなアイアンなのでラフの抵抗が少ない様な気がします。
深めのラフからでもきっちり芯を捉えた感触があるとグリーンでしっかりと止まってくれて気持ちがよくこのアイアンの魅力を感じられる瞬間でもあります。
また、ボールが浮いていて突っ込み気味にフェースの上のほうに当たってしまった時でも、大きく距離をロスする事なくターゲット付近にボールを運べる事が多いので、ラフからでも落ち着いてスイングできるようになりました。
■シャフトとのマッチング
私はCB-1007のヘッドにダイナミックゴールドを入れて使用していますが、自分にはこの組み合わせが抜群に合っていると思います。
しかしシャフトはスイング、技術との兼ねあいもあると思うので一概に「これがいい」とは言えませんがCB-1007に自分にジャストフィットしたシャフトで使用出来れば1ランク上のステージのゴルフが展開できると思います。

●Profile

○年齢:43才
○ハンデキャップ:JGA H.C. 8.5
○所属:グリーンアカデミーカントリークラブ

柳澤 剛 様 (東京都)

8月から約5ヵ月間、CB-1007を使用した感想を改めて報告させていただきます。構えた時の見た目の印象は小ぶりなヘッドでトップラインが薄めでシャープな見た目で非常に難しそうに感じますが、見た目よりも球はよく上がり、球を拾いやすく、芯が広めでやさしさも備えています。
操作性もよくスイートエリアのバックフェース側が肉厚になっているので、しっかりとした打感が得られ、強い球が打てます。
フェアウェイでもやや沈んでいるライや、ラフなどからも抜けが非常に良く、球も拾いやすくクリーンヒットしやすい特徴を持っています。特に打った感触が手に残るような心地良い打感はやみつきになります。
ノーマルロフトに近いため、飛距離の出るアイアンではありません。飛び系アイアンと比べると1番手から2番手くらい変わりますが、『飛び』以上に大切な『距離感』を出しやすい実戦的なタイプのアイアンです。
私自身このクラブを使いこなすにはまだまだ練習が必要だと感じていますが、CB‐CB-1007はやさしさの中にもミスはミスとして使い手に知らせてくれるクラブですので、技術の向上を目指すにはもってこいのクラブだと感じています。
非常によいクラブに巡り合わせてもらったことに感謝して、末永く大切に使用させていただきます。

●Profile

○年齢:44才
○ハンデキャップ:コースH.C. 13
○所属:エヴァンタイユゴルフクラブ